新型コロナウイルスをめぐって、感染予防効果がある健康食品だとする販売広告が目につくようになりました。
これについては、科学的な根拠がなく、消費者庁が注意を呼びかけています。
その中に、納豆が含まれています。
実は、私は納豆好きで、困っているのです。
スーパーマーケットに行って、自分が好きなタイプの納豆が売り切れていることが多く、残ってるのはわずかというこことかしばしばです。
これ、何とかならないですかね。
調べてみると、納豆が品薄なのは、次の事情のようです。
新型コロナの感染が拡大する前の一月末、国立がん研究センターが納豆をよく食べると、死亡のリスクが１０％程度低くなると発表し、納豆の需要が増加しました。 そして、コロナの感染が拡大するにつれて、「納豆が新型コロナ予防に効果」といったデマが流されて、より需要が増して、品薄になったようです。
ちなみに、消費者庁のHPでは、このような表示は根拠が乏しいとして注意を呼びかけています。
http://em-tr270.com/L90494/b300/19121
「新型コロナウイルス対策！天然藁納豆にウイルスは勝てない！納豆に含まれるペプチドは肺炎の起因菌の膜を破壊します！」
デマに踊らされてはいけません。
健康によいのですが、コロナウイルスには効きません。
全国納豆協同組合連合会では、次のように呼びかけています。
http://em-tr270.com/L90494/b300/29121
「消費者の皆様へ
現在、一部の食料品で品薄との情報が報道されていますが、納豆は通常通りの生産を行っています。 また、需要を満たす供給量を確保しておりますので、消費者の皆様におかれましては、安心して落ち着いた行動をお願いいたします。」
私は、納豆好きが増えるのはよいことだと思うのですが、それでも、買い占めはしないでほしいです。