「猫も杓子も」の語源は?

たまたまテレビを見ていたら、「ネコメンタリー「猫も杓子も」」という番組に見入ってしまいました。
村山由佳さんの回だったのですが、私の家でも猫と暮らしていることもあり、「そうだよなあ」「わかる、わかる」と共感しまくりでした。

さて、私は「猫も杓子も」という言葉に引っかかってしまいました。
どういうこと?です。

この「猫も杓子も」とは、シンプルに言うと「みんな」ですね。
英語で言うともっとわかりやすくて、「everybody」です。

でもどうして猫も杓子もというのでしょうか。
猫はネコ、杓子って「しゃもじ」ですよ。
どう考えても、猫としゃもじは「対」になりませんし、列挙する対象とも考えられません。

?です。
調べてみました。

すると、 語源は諸説あることがわかりました。
一つ目は「禰宜(めこ)も釈子(しゃくし)も」から形を変えたという説です。
禰宜(めこ)は神主の子孫、釈子(しゃくし)は僧侶の子孫の意味だそうです。

二つ目は「「女子(めこ)も弱子(じゃくし)も」から転化したという説です。
「女の人も子供も」です。

3つ目は、「杓子は主婦を表している」という説です。

4つ目は「一休咄(一休さん)」の話の中に出てくる「釈迦も達磨も猫も杓子も」から来たという説です。

調べてみて、よくわからないというのが正直な気持ちです。
あえて言うなら、私は、「「女子(めこ)も弱子(じゃくし)も」がフィットします。
「年取ったえらい人も、男の人も、女子(めこ)も、弱子(じゃくし)もという列挙のイメージです。

皆さんはどうですか。