ペーパーレス化とともにコンパクト化も

今日の話題もペーパーレス化です。

教育トークラインの6月号に山崎克洋氏が、学校内の文書だけでなく、保護者向けのお便りのペーパーレス化についても書いています。

「月末に学校から決まって出しているお便りは、学校のウェブサイトにアップして、そこで見てもらう。」

そのお便りとは、次のものです。
・学校だより
・保健だより
・給食だより
・学年だより
・その他全校配布文書

確かに、発行せずに見てもらうことで、非常に効率がよくなると思います。
膨大な紙も節約できると思います。

しかし、ここに例示されたお便りすべてを、保護者は必要としているわけではないと思います。
それは、次々と発行される学校からの文書に対して、自分の子どもにとって必要な情報がどれなのかわからないと保護者が言っていることからもわかります。 このことは「保護者トラブルを生まない学校経営」(教育開発研究所)において、永堀宏美氏が指摘していることです。

現在のお便りでは、保護者が必要な情報がコンパクトにまとまとまっていないのです。

ですから、ペーパーレス化とともに、コンパクト化もやっていくべきです。
そうでなくては、仕組みは変わっても、読まれることはありません。

教育トークライン2020年6月号
http://em-tr270.com/L90494/b300/19261