悲観的に考えがちな人は、どう考えたらよいか

昨日、セリグマン博士の楽観的説明スタイルと悲観的説明スタイルについて、話したので、もう少し詳しく説明します。

皆さんは、自分がどちらのスタイルに近いか、考えながら読んでください。

楽観的説明スタイルは、良い事が起きた時、原因を内的(自分のせい)、永続的(ずっと続く)、普遍的(あらゆる場合で)に捉えます。 そして、悪い事が起きた時は、原因を外的(他人のせい)、一時的、限定的に捉えるのです。

一方、
悲観的説明スタイルは、良い事が起きた時、原因を外的(他人のせい)、一時的、限定的に捉えます。
そして、悪い事が起きた時は、原因を内的(自分のせい)、永続的、普遍的に捉えるのです。

物事の原因を真反対に捉えようとするのが、楽観的説明スタイルと悲観的説明スタイルです。

どちらの説明スタイルがパフォーマンスがよいかと言うと、もちろん楽観的説明スタイルの持ち主です。
営業の契約では、37%も多く契約を勝ち取っていたのでした。

この説明スタイルの優れた点は、意識的に使えるということです。
悲観的、楽観的というのは生まれた時からの気質であって変えられない、そういうものではなく、意識的に変えられるものだとセリグマン博士は言います。

悲観的に考えがちな人、ぜひ、今の状況は「一時的」であり、「一部」のことなど考えましょう。