「学校再開へのメッセージ」1

今日から、本格的に学校を再開するところが多いと思います。

その学校再開の注意点を、和久田学氏の公益社団法人 子どもの発達科学研究所が「学校再開へのメッセージ」という提言としてまとめています。

今までの分を取り戻そうするのではなく、子供のストレスの軽減を第一にという提言を受け止めたいです。
今日は、「1. 全ての子どもに対する配慮」を掲載します。

特に、いじめの予防については、やさしい言葉に直し、何をしてはいけないか、何をするのか端的に話せば、子供はきっとわかります。

「子どもたちのメンタルヘルスを守るために」(学校再開へのメッセージ)

1. 全ての子どもに対する配慮
(1)全体的な注意、配慮事項

新型コロナウイルス感染症による学校の休校、外出の自粛により、全ての子どもが影響を受けている可能性があります。
子どもたちのメンタルヘルスに注意し、学習に戻るための準備の時間を確保するようにしてください。
子どもたちのストレスの軽減を第一の目的としてください。
子どもにストレスのかかる活動の強制は避けてください。
子どもたちの状況に合わせて柔軟に日課、活動を変更してください。
学校でのつながりを実感させるための時間を確保してください。
何が起こっているのか事実を伝え、子どもたち自身が自分の身を守る方法を示してください。
今の頑張り、状況を認める言葉がけを多くしてください。
何よりも先生たちが機嫌良く、安定した態度で子どもたちに臨んでください。

(2)いじめの予防
新型コロナウイルス感染症感染拡大防止のための自粛により、多くの子どもたちがストレスをためています。いじめが起きるリスクが高まっています。

・ ストレス解消の方法を教え、ストレスを友達に向けたりしてはいけないことを明確に示してください。
・ いじめのリスクを伝え、自分たちが取るべき行動を明確に伝えてください。
・ 感染者や医療関係者に対する差別は絶対に許されないことを伝えてください。

学校再開へのメッセージ
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