「ざんねんないきもの事典」を読んでみた

恥ずかしいのですが、あの「子供による投票ナンバーワンの本」、「ざんねんないきもの事典」を、これまで読んでいませんでした。 発行されてから何年も経ち、何度も読むチャンスがあったのですが。

これではいけないと、意を決して?本を手に入れ、読んでみました。

子供たちがハマる理由が少しわかる気がします。
生存競争に勝とうとするあまり、一生懸命に環境に適応し、「過剰に」進化させてしまった姿が、いじらしくも愛おしくうつるのだと思います。

この世の中、一生懸命にやってもうまくいかず、残念な結果になることがほとんどです。
(私だけかな?)
そんな残念な自分に、ざんねんな動物たちを重ね合わせて、よしよしと頭を撫でてあげたような感じなのかなと思います。

ちなみに、「子どもの本総選挙」のウェブページには、二人の子の感想が掲載されています。

この本の生き物はおかしくて笑えるけれど、 みんな愛おしいです。 今まで知らなかった発見もありました。
(小1女の子)

残念だけど、一生懸命な動物たちがのっていて、動物好きにはたまらないからです
(小3男の子)

私も、ツチブタやメガネザルを、よしよしと頭を撫でてあげたいです。

「子どもの本総選挙」
https://www.poplar.co.jp/company/kodomonohon/award/best10.html