「・・してはダメ」のルールと、「・・する」のルールでは、強調されるところ が違う

昨日の「ダメルール・するルール」を、もう少し掘り下げます。

「・・しちゃダメ」「・・してはダメ」のルールと、「・・する」「・・しよう」のルールでは、強調されるところが違うのです。

例えば、マスクに関して、
「マスクをつけなくちゃダメ」というのは、「だめルール」です。
すると、マスクをつけないと「叱られる」ということが強調されるのです。

この強調は、子供にとってだけでなく、ルールを作った先生にとっても強調されます。
先生は、「マスクをつけている」ことは当然だと捉えて、「マスクをつけていない」ことに着目するのです。
すると、マスクをつけていても褒めません。

一方、
「マスクをつけましょう」というのは、「するルール」です。
すると、マスクをつけていると「褒められる」ことが強調されるのです。

この強調は、もちろん、子供にとってだけでなく、ルールを作った先生にとっても強調されます。
先生は、「マスクをつけている」ことはに着目します。
すると、マスクをつけていることを褒めるのです。

「だめルール」と「するルール」ちょっとした違いですが、とっても大切だと思います。
ルールを設定する先生にとっても、「ダメ」と「する」では、違った影響を与えるからです。

繰り返しますが、ぜひ「するルール」を設定して、子供をほめていきましょう。