人は意味を求める「ジブリの呪い」

人は、自分がやっている事に、目的や意味を求めます。
人は、自分がやっていることに意味があると考えるからこそ、意欲をもち、ポジティブに行動できるのです。
このことが「趣意説明の原則」の根底にあるのですが、ときに、意味がないと思われることに、無理やり意味を作ってしまうことがあります。

その一つの例が、「ジブリの呪い」と呼ばれるものです。
それは、「金曜ロードSHOW」でジブリのアニメが放映されると、その夜の為替市場は荒れて、その次の日の日本株も大荒れになるというものです。

普通に考えて、ジブリのアニメと為替や株の動きとは全く関係はありませんね。

しかし、突然、為替市場が急に下落したり、株が下落したりしたとき、その意味・理由を求めたくなり、このような「ジブリの呪い」なるものを考えついたのだと思います。

想像をたくましくするに、為替が下落し株が下落して損をした人が、必死になって下落した原因を探って、次には損をしないようにと考えました。 ジブリのアニメが夜にやっていたことを思い出し、ジブリの放映と為替や株の動きを関連させると、なんだか関係や意味がありそうだと思ったのです。

この「ジブリの呪い」、一般的には「ジンクス」というのでしょうが、皆さんは、何かジンクスをもっていますか?
ぜひ、「ジブリの呪い」のような悪いことが起こるジンクスでなく、良いことが起こるジンクスをもちましょう。それなら何の害もなく、返って良いことが起こる確率が高くなります。