レベルアップマガジンで、一番最初にブックレビューした「ミライの授業」の著者である瀧本哲史氏の本を読んでいたら、セミナー等で安心して質問してもらう説明を、次のようにしていて「そうか」と感心しました。
セミナー等で、なかなか質問しにくい理由は、次のようなものです。
それは、「ここで変な質問したら、バカだと思われてしまうんじゃないか」とか「どうせ質問するんだったらかっこいい質問してみんなを感心させよう」とか、考えてしまうからですね。
ですが、瀧本哲史氏は、質問しても大丈夫な理由を、二つあげています。
理由その1
手をあげて「ヘポい質問」をしたなと思っても、多くの場合、そのような質問の内容は、他の人も本当のところはわかっていなかったことが多いからです。 ですから、質問を聞いて「さっき言ったじゃん」みたいな顔をしていても、心の中では実は「私もよくわかっていなかった」と思っているのです。
理由その2
どんなに「へポい質問」が出ても、私(瀧本哲史)は、何事もなかったように、その質問を良いように解釈して、「グッドクエスチョン」みたいな感じにして答えるからです。 そうすると、聞いている人達は「この質問はヘボいと思っていたけど、実は鋭かったんだ」みたいな感じに捉えます。
瀧本哲史氏の「あおり方」「のせ方」は上手だなあと感心しました。
私も、これからもし質問を受けたら、すべて「グッドクエスチョン」を取り扱うように答えようと思います。
また、「質問したらバカだと思われるんじゃないか」と思いつつも、それでも、わからない時は質問しようと思います。
皆さんも、質問されたら、どんな質問にも「グッドクエスチョンですね」と一言添えて答えてみてください。
きっと、質問する人への勇気づけになります。
「2020年6月30日に またここで会おう」瀧本哲史