目の不自由な人の「ソーシャルディスタンス」

新型コロナウイルス感染予防のために、ソーシャルディスタンスに配慮して行動するようにしています。
ですが、このソーシャルディスタンスは、気にしだすと、けっこうストレスを感じるものです。

それは、自分が他の人に近づきすぎたり、不注意に当たったりして「あっまずい、近づきすぎた」と申し訳なく思うことです。
気をつけなくちゃと思います。

逆に、他の人の行動を見ていて、「この人、近づきすぎだよ」と、嫌悪感を感じることもあります。
他の人の行動を気にしだしたら、もうストレスそのものです。
ギスギスした、行き過ぎた感じさえします。

ですが、わざとじゃなくて、そもそも相手との距離が分かりにくい人もいるのです。
それは、目の不自由な人です。

白杖を持った目の不自由な人が、バス停に並んでいたり、バスに乗ってきたりしたら、 … 続きを読む

机間巡視も、短い時間で何回も

昨日、一筆書きのように机間巡視をしようという話をしました。
気ままに、思いつきのように机間巡視をすると、見落としてしまう子が出る可能性があります。
そこで一筆書きのように机間巡視をすることで、もれなく子供たちを見ることができるという趣旨でした。

今日は、その机間巡視のポイントの続きです。

実は、一筆書きのように、同じルートを通る机間巡視をするのでも、毎回同じスタート位置ではいけません。
授業の最初は1列目と2列目の間からスタートさせたなら、次に見るときは2列目と3列目の間からスタートさせるなど変化をさせます。そうしないといつも最初に見る子、終わりにミルコが同じになってしまいます。

もう一つ大切なことがあります。
それはスピードです。
机間巡視は教師の意識として、ていねいに行うという意識があります。ですから、時間をかけて机間巡視を行いがちです。

確認の鉄則で、1回で時間をかけて確認するのではなく、短い時間で何回も確認するべきです。… 続きを読む

机間巡視の一筆書きパターン

学校が再開して、教室において「密」を防ぐために、机と机の間をあけている先生が多いと思います。
授業も非常にやりにくいですね。
ですが、ぜひ、工夫をしながら、切り抜けてほしいです。

さて、今のような教室の状態だと、ノートに答えを書かせた後、どのように答えを確認するのでしょうか。

私は、子供がノートを先生に見せにくる形態よりも、先生が机間巡視して子供のノートを見て回る形態が多い気がします。
その方が、「密」になりにくいからです。

その机間巡視において、一番やってはいけないのは、 気ままにノープランで子供のノートを見に行くことです。
「そろそろノートに答えが書けたようだから、まず真ん中らへんを見ようか」なんて、真ん中の子たちを見に行ったら、廊下側の子たちのことを忘れてノートを確認しなかった、なんてことが起こります。

このように、ノープランだと、ノートを見ない、確認しない子が出てしまうのです。… 続きを読む