点数をつけさせて謝らせる

コーチングの手法で、相手に点数をつけてもらうやり方があります。
例えば、こうなりたいと思う理想の姿を100点としたら、現状の今の自分の姿は何点かと聞くのです。
そして、例えば60点と答えたら、 60点の理由を質問して、できている理由を探っていきます。
その上で、足りなかった40点の理由を聞いて、その足りないものを増やすための行動に視点を向けていきます。

教育トークライン 2020年7月号に、小野隆行氏が、喧嘩両成敗について書いています。
特徴的なのは、この喧嘩両成敗の際に、コーチングと同様、自分がやった行為について点数をつけさせることです。

大まかな流れを小野氏は、このように言っています

1 二人を呼んで話を聞く。
2 自分の行為に点数をつけさせる
3 悪かったことだけを謝らせる
4 このことはこれでおしまいであることを確認する

この「2 自分の行為に点数をつけさせる」は、このように趣意説明するのです。

「自分がは全部悪かったら0点。全然悪くなかったら10点。半分くらいなら5点」

このように基準を示します。
そして、しっかり反省して点数を低く言いそうな子から言わせます。
その子が「3点です」と言ったら、「7点分も反省しているんだ」と力強く褒めるのです。
このことで、後から言う子も少し点数を低く言うようになリます。

その上で、自分の悪かった点数分を謝らせるのです。
これなら、どんな子も謝ることができます。

ぜひ、点数をつけさせること、やってみてください。

教育トークライン2020年7月号
https://www.tiotoss.jp/products/list.php?category_id=29