子どもの発達科学研究所主催の「心の発達アテンダント」ベーシック講座を受けました。
教室にいる発達障害の子のことをもう少し詳しく知って、無用に苦しめることをなくし、より適切に教えてもらいたいと思ったからです。
さて、
講師の大須賀優子氏が、講座の中で繰り返していた言葉があります。
それは、「当たり前の罠にはまらない」ということです。
当たり前の罠は三つ。
当たり前は当たり前だから、できないと叱られる。
当たり前は当たり前だから、誰も教えてくれない。
当たり前は当たり前だから、できてもほめてくれない。
私が考えるに、当たり前はみんな同じであることを前提にしています。
みんな同じように感じ、みんな同じように考え、みんな同じようにできる、そのような前提に立つから、 当たり前の罠にはまるのです。
何らかの理由で、当たり前のことを自分で学べない子はいるのです。
それは、発達の遅れかもしれないし、家庭の教育力が十全に働いていないからかもしれません。
このような子は、当たり前ができずに、叱られ、失敗体験ばかりを積んでいるのです。
「みんな同じはない」。
このことをもっとかみしめたいです。