「臭い」と「匂い」のちがい

知覚過敏について調べていたら、においの知覚過敏があることを知りました。
と、この「におい」は、臭いと書くのか、匂いと書くのかどっちだか分からなくなってしまいました。

「いやな臭いがする」
「カレーの匂いがただよってくる」
と、なんとなく言葉の使い方でわかるような気がするのですが、もやもやしていたので、調べてみました。

すると、このように違いが示されていました。

「匂い」は、心地よいにおいがするという意味です。おもむきがあるという意味でも使われます。(例 生活の匂いがする)
総じて、「良い意味」で使われています。

「臭い(臭う)」は、嫌悪するようなにおいがするという意味です。そこから、悪事の気配がするという意味にも用いられます。(例 不正の臭いがする) 元々、「臭い」とも書くので、「悪い意味」で使われています。

このように、一般的に好まれる香りの時は「匂い」を使い、不快な気分になる時は「臭い」を使うのです。

それでも、使い分けは難しく、調べたサイトでは、「チキンの焼ける良い匂いがする」「腐った野菜の臭いがキツイ」などと使い分け方をすることを推奨していますが、なかなかできまませんね。

やはり、迷ったら「におい」とひらがなで書きそうです。

macaroni
https://macaro-ni.jp/49386