昨日、水野正司先生に「叱ることが少なくなる子育て」を、オンラインでレクチャーしてもらいました。
今回は、「子育て」がテーマなので、子育て中のママ先生、パパさん先生の参加が目立ちました。
今回の水野先生のレクチャーの柱である「叱ることが少なくなる子育て」の大枠の考えは、なるほどと思えるものでした。
それは、
「動物脳を刺激しない」
「人間脳で考えさせる」
というものです。
動物脳とは、大脳辺縁系と呼ばれる部分です。主に、好き嫌いなど、感情に関わる部位です。
人間脳とは、前頭前野で、思考・コントロールに関わる部位です。
まず、子どもが何かをしでかしたとき、多くの親がやりがちなのは、「あんた、何やってるの!」のように、大声を出して叱ることです。 しかし、この大きな叱り声に反応するのは動物脳なのです。動物脳は感情に関わるので、ここを刺激されると親に対する反発が起こったり、ますます感情的に動いたりします。 そうすると、また叱ることになってしまいます。
これは、悪循環そのものです。
そうではなくて,まずは動物脳を刺激せずに、注目させるのです。
例えば、ジュースをこぼしてしまったら、「あんた、何やってるの!」ではなくて、水野先生は「あらっ」と言うのです。これで、子どもはこちらに注目します。
その上で、「どうしたらいいのかな?」と人間脳に訴えて、考えさせるのです。
なるほど、このパターンだったら、感情を刺激することなく、思考・コントロールすることができて、いいなと思いました。
これって、低学年のしつけにも応用がききますね。