「子供サッカーをプレイしてはいけない」

勝間和代氏の本を読んでいたら、「子供サッカー」という危うい、しかし、やりがちな働き方を知りました。
元々は、「子供サッカーをプレイしてはいけない」という提言です。

子供サッカーとは、戦略性も何もないまま、ひたすらみんなでボールを追いかけてゴールを目指す、サッカーを学びだした初期に子供達が行うサッカーです。 先生たちが、一般的には「だんご状態」のサッカーと言いますね。

この子供サッカーは、戦略をもった大人のサッカーと違って、チームワークも何もありません。とにかく、ひたすら一つのボールをみんなで追いかけています。

このようなことが、日本の職場で行われていると勝間和代氏は指摘しています。
それは、Aさんに言われたからこの仕事を引き受け、B さんに言われたからここを業務の一部を改変し、Cさんに怒られたからそれに対処する。 そんなことを繰り返していると言うのです。
その仕事ぶりは、目の前のことだけの仕事をやっていて、まるで「子供サッカー」を繰り広げているようです。

このようなことはもしかしたら学校に多いのだと思いました。
教育委員会の意向、校長先生の意向、保護者の意向などに対応してばかりいて、戦略なき仕事ぶりを発揮している、そんな気がしてなりません。

「断る力」 勝間和代