コロナでもだいじょぶ 「スモールナンバーゲーム」

私が主宰する教育サークルで、夏のミニ冊子を発行しました。
そのミニ冊子において、コロナで密になることを避けなければならない教室でおいて、子供を楽しませるゲームとして、真っ先にはあがったのは「スモールナンバーゲーム」でした。

このゲームは、基本的に自分の席で立ったり座ったりするだけですので、安心安全です。
以下はレベルアップマガジンの「教室が明るくなる、楽しい「教室ゲーム」からの引用です。

「スモールナンバーゲーム」

(やり方・ルール)
1 子供に、(例えば)1〜30の数字のうち、一つの数字をノートなどに記入させます。
2 教師は30からカウントダウンしていきます。読み上げられた数字が同じだった子は、その場に立ちます。
3 その時、同じ数字の子が複数だったらアウト。数字が被っていたら負けなのです。座らせます。
 数字が被らずに一人だけだったらセーフ。「今のところのチャンピオンです。」などと言って、立たせておきます。
4 これ以降、どんどん、同じようにカウントダウンしていきます。
 最後の「1」の時点で、一番小さな数字を一人だけ記入した子供の勝ちとなります。

簡単に言うと、30までの数を一つ選ばせ、それをだんだんカウントダウンしていって一番少ない数字を書いた子が勝ちというゲームです。 ただし、他の子と被った数字はカウントはダメなのです。

このゲームは、少しばかり「心理戦」を引き起こします。
猪突猛進?の子は、毎回、「1」を書いて、誰かと被ってアウトになります。
慎重すぎる子は、20番代を書いて、「今のところのチャンピオン」になるのですが、最後まで立っていることはほとんどありません。

この「スモールナンバーゲーム」で一番大切な点は、何かに数字を書かせるということです。
そうでないと、「あっ、誰も立ってないな」と自分の数字と違っているのに立つ子が出てしまう恐れがあります。そうなると、つまらなくなりますね。 どんなものでも構わないので、例えば、帰りの会でやったときには、連絡帳の隅っこに小さく数字を書かせていました。
たったそれだけでいいんです。書かせることが大切です。

「スモールナンバーゲーム」は、ちょっとした短い時間ででき、盛り上がります。
最後に、教師が「1」と言ったときに、3人ぐらい同時に立って、「アウト」になるのがスリリングですっごく楽しいです。
簡単ですので、ぜひやってみてください。