「カタカナタイム」

1年生の国語の学習で、「ひらがな」については、ていねいに時間をかけてやるのが普通です。
一字一字、ひらがな練習帳を使って、学んでいきます。
ところが、「カタカナ」については、イメージとして1/10、いや1/20くらいの手間暇しかかけません。十分な時間を取れないのが実情です。

ただ、子供たちの多くは、カタカナの読みについては、おおむねOKです。
それは、例えばポケットモンスターのキャラクターに親しんでいるからだと思います。
子供たちが好きなキャラクターは、カタカナの名前を持っているのです。
ですから、自然ににカタカナも覚えてしまうのだと思います。

しかし、読めるから、カタカナが書けるとは限りません。
かなりの確率で、怪しいカタカナの格好がいるのです。

ですから、時間がないとはいえ、練習の時間を取り、教師がチェックする回数を増やすことが大切です。

教育トークライン2020年9月号に、勇和代氏がカタカナの練習時間を授業に組み込むことを書いています。
「カタカナタイム」と呼んでいます。

やり方は、

1 黒板の上部分に1から5の番号を振る
2 番号の下に、教師がひらがなで言葉を書く。
(その言葉はある仲間の言葉で統一する。
例えば、フルーツ編として、メロン・オレンジ・マスカット・バナナ・パイナップルです。これをひらがなで書くのです。)
3 子供はひらがなの言葉を、カタカナに直してノートに書く。

子供が書いたものを、教師がチェックします。
間違いを修正させていけば、しだいに、正しいカタカナが書けるようになっていきます。

これ、様々なバリエーションがあって、「おやつ編」とか「キャラクター編」とか問題を出せると思います。

楽しそうなので、やってみてください。