2年生の子達を図書室で静かに過ごさせる指導

低学年の子は、なかなか声のコントロールができません。
特に小さな声で話すことが苦手です。このことを教えるためには、お手本を示して真似させる必要があります。

教育トークライン2020年9月号で、青山智士氏が、小学校2年生の子達を図書室で静かに過ごさせる指導を紹介しています。

2年生30名が図書室でとても大きな声で話していました。
居合わせた青山氏は、次のような指導をしたのです。

「2年生の皆さん」
全体に聞こえる声で言った。
「お話があります。おへそをこちらに向けなさい。すごいなあ。すぐにできているね。あと10秒で話し始めます。」
「図書室ではとっても小さなお話をしなくてはなりません。どれくらい小さい声かやってみます。先生の真似をします。おはようございます(無声音で、ヒソヒソ声で言ってみせる)」 「すばらしいなあ。図書室では、そのような声でお話をします。できそうな人?」
「では、今から1分間、みんなが小さな声で過ごせるかチェックします。合格した人は続けて図書室が使えます。」
「では始め」
「30秒たちました。すばらしいです。スーパー2年生。」
「1分たちました。全員合格です。図書室では、そのような小さな声で過ごすのがマナーです。では、調べもの、がんぱってくださいね。」

まさしく「やってみせ、やらせ、褒める指導」だなと思いました。