光る「画鋲」が気になる

知覚・感覚過敏の子が、思いもよらぬものに反応して、授業に集中できなくなるという話を聞きました。

以前、私自身が音に対して過敏だという話をしました。
交差点で鳴っている歩行者用信号の音がうるさくて仕方がありません。
ドトールコーヒーに流れている音楽が大きくて、考えがまとまらないことがあります。

ですから、教室にある水槽のポンプの音や机アイスを引きずり音が不快で仕方がないのです。
当然、水槽のポンプのスイッチは授業中は切ります1
子供用の机の椅子の脚には、テニスボールをはめ込みます。

それは、私だけでなく、このような音に過敏な子が教室にいて、授業に集中できなくなると考えるからです。

今回の思いもよらぬものは、「光」でした。
日差しが教室に差し込んで、目に入ると気になりますね。
ですから、カーテンを閉めて光を遮ります。

ところが、日差しを遮っても、キラキラ光る物ってあります。
それが、教室の前面にあったらどうでしょう。
きっと、気になって仕方がない子が反応すると思います。

それは、教室の掲示物を固定している「画鋲」だったのです。
新品の画鋲は、キラキラ光りますね。
その子に言わせると、その画鋲がキラキラ光って、気になって、授業に集中できない時があったと言うのです。

私は、「えっ」と思いました。
光る画鋲に気を取られてるとは思いもよらなかったのです。

このことの根本的な解決は、教室の前面には掲示物を置かないということです。
なかなかできないことかもしれませんが、出来る限り減らしていきましょう。