2年生の算数の山場は言わずと知れた九九の習得です。ですから、九九の習得を学校で保障する。それが教師の役目となります。
残念ながら、私は2年生を担任したことがないので、九九の授業を実際にやったことはありません。なんだか、九九について語れる先生に憧れをもっています。
教育トークライン2020年10月号に小松裕明氏が、「九九は2学期中に全員を合格させる」という記事を書いています。
そのポイントは、
「毎時間40回は唱えさせる」
ということです。
40回と言うとかなりの数です。
戦略的に意識的にやらないとできる数ではありません。
やり方は変化のある繰り返しです。
・全体で
・個人で
・男女交代で
・式は教師、答えは子供で
などと書かれていますが、バリエーションを考えて変化をつけます。
・列ごとに
・ 隣同士で
などです。
また、ツールも変化させると言います。
・教科書
・百玉そろばん
・PCコンテンツ
などです。
さて、九九を言わせるときに、気をつけることも書かれています。
それは、
「四・七・八」をはっきり言わせる
ということです。
「シ」
「シチ」
「ハチ」
とはっきり言わせるのです。
そうしないと、似た音が混じって、間違って覚えてしまいます。
ちなみに、間違えやすいのは、もちろん七の段。そして四の段と八の段です。
ぜひ、楽しく変化をつけてたくさん言わせて、九九をバッチリ覚えさせてほしいです。