学習障害のディスレクシアに詳しい先生に、「カラーマス」ノートなるものを教えてもらいました。
ディスレクシアは識字障害で「読み」の障害ですが、必ず「書き」の障害を合併することから、読み書き障害ともよばれています。
ディスレクシアの子は、 字を書く際に、どこに何を書くのかが不明になって、非常にバランスの悪い字を書いてしまいます。
それを「カラーマス」ノートは助けてくれるのです。
「カラーマス」ノートとは、1年生の五十音を教える際に使う、1マスを四つに分割した書き方ノートを思い出してもらうとわかりやすいです。 カラーマスノートは、1マスを四つに分割し、四つに分割したそれぞれが、 黄緑・クリーム・紫・水色に分かれています。
1マスを四つに分割したノートに書かせるとバランスが悪い字を書いていた子が、この「カラーマス」ノートに書かせると、見事にバランスの良い字を書くようになるのです。
書き込む位置が色別になっているので、どこから書き始めてどこで終わるのか、よく知覚できるのだと思います。
もし、クラスに、漢字を書くのが非常に苦手の子がいたら、ディスレクシアを疑った上で、「カラーマス」ノートを試してみてほしいです。 色がついていると、その子にとって、書くのが楽になるかもしれません。