トラブルの解決のためには学級目標に立ち返る

学級はトラブルの総合体です。
このような趣旨のことを向山洋一氏は言っています。
トラブルのないクラスはありませんし、トラブルがあって当たり前、トラブルがあってこそ前進するというのです。

ここで大切なのは、クラスの子供たちに、トラブルを乗り越えさせるということです。
その際に役に立つのが「学級目標」や、教師が黄金の三日間に話した「所信表明」ですね。

藤川和弥氏はこのように言っています。

「 トラブルを乗り越えて学級がまとまっていく、ということを体験させていきたい。
トラブルの解決のためには学級目標に立ち返ることが大切、と橋本先生から教わった。
何かを言わないでおくことが本当にこの学級目標に向かっているのか。
トラブルが起きた場合は、しっかり意見を聞いた上で、これからの学級のためにはどの
ような行動が必要か考える。
トラブルも大切な学習である。」
(いぶき42号)

藤川氏は橋本先生から学んで、子供達に、トラブルの解決を学級目標に立ち返って考えさせると言っています。
トラブルとはだいたい揉め事ですので、学級目標の中の「協力」「仲良く」などの項目に立ち返って、「行なった行動はそれで良かったのか」「これからどうしていくのが良いのか」を考えさせるのです。

確かにそうだなぁと思います。

ただ、
私の場合は、トラブル・揉め事については、黄金の三日間に話した所信表明に立ち返って、諭したり、子供達に考えさせていました。 すなわち、行動を正すものについては、教師の所信表明に立ち返らせたのです。

そして、 イベントやクラスでつくっていくものは学級目標に立ち返っていました。
そう、「この学習発表会で学級目標が達成できたね」というようにしていたのです。

どちらが良いか、メルマガの読者の皆さんが判断してやってみてください。