「叱る基準」がブレブレの先生は、子供から信用されません。
機嫌でなく、「ルールで叱る」のです。
黄金の三日間に、先生たちは、一年間、このクラスをこうように作っていくという所信表明を行いますね。
その所信表明の際に、「こんなことをしたら先生は叱る」という宣言をしている先生も多いでしょう。これが、「ルールで叱る」の根本となります。
例えば以下のようなことです。
学校は勉強するところです。ですから勉強を邪魔したり、勉強しなかったりしたら、先生は叱ります。
学校は仲良くするところです。ですから仲良くならない行動をしたり、仲良くならない言葉を言ったら先生は叱ります。
このような初心表明に基づいた言い方は、あらゆる場面で当てはめて、子供に言うことができます。
例えば、昨日、例として挙げた、休み時間から遅れて教室に入ってきた子には、「 授業に遅刻するのは、勉強しないことだし、友達の勉強の邪魔にもなります。気をつけてください。」というような感じです。
例えば、 休み時間につまらないことから喧嘩をした子達に「学校は何をするところですか?」と聞きます。
その子達は「仲良くするところ」と答えるので、「あなた達のやったことは、仲良くならないことです。もうやめましょう。これから、なぜ喧嘩をしたのか原因を考え、そして、これから仲良くする方法を考えてください。」 と詰めていくのです。
機嫌で叱らない。ルールで叱る。
ぜひとも、気をつけて、子供達に信頼される先生になってほしいです。