音楽アプリ「Acapella」を使った歌唱指導

コロナウイルス対応をしなくてはならず、音楽の授業が非常にやりにくくなっています。
みんなで集まっての歌の練習が、存分にできません。
そんな中、こんな音楽アプリが紹介されているのを目にしました。

教育トークライン2020年11月号に、吉川たえ氏が音楽アプリ「Acapella」を使った歌唱指導を書いているのです。

この「Acapella」、無料ソフトで、誰でも簡単に操作ができます。もちろん子供でもできます。
これを使えば、

「録音したものを、その場で聞き、何度もとり直しできる」

のです。

さまざまな歌唱の学習場面で使えるでしょうが、うってつけは、やはり高学年の合唱でしょう。
吉川氏は、グループに一台、「Acapella」がインストールされたタブレットを渡します。
グループでは、ソプラノ、メゾソプラノ、アルトから好きなパートを選んで練習を始めます。
このような様子だったと吉川氏は書いています。

「録音できることが分かると、子供は、同じパートの友達と、音程や声の出し方などを何度も確認し出した。」

自分たちの声を録音して聞いたことなど、ほとんどないと思われます。子供たちは、録音しれた演奏を聞くと、気づいたこと・意見をどんどん発表したと吉川氏は言っています。

「子供は、よりよい合唱を目指し、練習・録音・話し合い活動を繰り返し行った。
録音が完成すると、自然に拍手が沸き起こった。」

この「Acapella」、やさしい操作のアプリです。ぜひ、活用してみてください。
きっと良い成果が得られると思います。

教育トークライン 2020年11月号
https://www.tiotoss.jp/products/list.php?category_id=29