「報道」の「道」ってどういう意味?

ウェブを眺めていて、時々、「えっそうだったの」とこの記事が現れます。
今日、話題にする「「報道」の「道」ってどういう意味だろう?」もそうでした。

「報道」という言葉、よく目や耳にしますね。
新聞の報道とか、報道陣とか、報道ステーションとか、そんな言葉遣いは知っていると思います。

さて、その報道の「道」ですが、これは「みち」という意味なのでしょうか。
どうも違いますね。通り道の意味ではないようです。

では、道徳や正道、王道、武士道、書道、柔道などに使われている「人の守り行うべき教え」と同じでしょうか。
これも、どうも違う感じがします。
そんな説教臭い報道は、ありえません。

では、報道の道はどんな意味なのでしょうか。

実は、「道」には「言う」という意味があります。ぶ厚い漢字辞典に、「道は「言う」意味」と書かれているのです。

「道」のもともとの意味は「通るところ」なのですが、少しずつ意味が広がって「道理」「教え」といった意味も生まれました。
そして、その「教え」から、「言う」という意味が生まれたのだと思います。

「報道」は「知らせ、言う」という意味です。
ですから、「報道をお知らせします」といった表現は、おかしな言い方なのです。それは、二重の表現です。

ぜひ、「道」という漢字を扱う際、子供に語ってほしいです。

「報道の道は何の道?」
https://blog.goo.ne.jp/syaraku0812/e/d06d03f8291038a14eb0fa288d3b9a6a