「ふてくされた感じのコーチングの後に」

なんだか気乗りのしないコーチングでした。
コーチには悪かったのですが、なんだかふてくされたような感じで、受け答えをしていました。ごめんなさい。

テーマに選んだのは、セミナーについて。ゴールはセミナーをいつやるか決めるということでした。

テーマはその場でなんとなく選んだものです。「褒めることを極めよう」のセミナーをやろうとしていて、当初決めていた開催日が8日後に迫っていました。 ところが、何も手をつけていなかったのです。しばらく自前でセミナーをやっておらず、外部講師にレクチャーをしてもらってました。 ですから、セミナーを先送りすることに、90%ぐらい決めていました。

そんな具合ですから、セミナーを先送りして、翌月に設定した場合のやり方などを、コーチングしてもらって、考えようとしていたのです。

しかし、先送りすることを話していると、なんだかもやもやしてきました。
コーチに、これまでの経緯や現状を聞かれて、これまでセミナーをやってきたこと、少し間が空いてしまったこと、間が空いてしまった理由などを話していると、その月にセミナーをやらない理由は特にないことが、くっきりと見えてきました。

コーチが、その後いくつか質問してきましたが、なんだか上の空で答えていた気がします。
いつのまにかコーチの質問ではなくて、セミナーのプロットを考えていました。

結局、そのときのコーチングでは、まとまった話にならず、尻切れトンボの形で終わりました。

しかし、コーチングが終わっても、まだもやもやした気持ちが続きます。
ぐるぐると、自分で考え続けるのです。

しんとして考えていると、セミナーをやらない理由がないというのが、またくっきりとしました。
そして、そもそも、セミナーをやるつもりでプロットをずっと考えていたことに気づきました。

やらなくちゃと思いました。
まだ間に合う。自分でやろうと決めてあったのだからやろう。
きっと、このセミナーを喜んでくれる人がいる、と思いました。

その夜、すぐにセミナーのアウトラインを打ち込み、ラフなコンテンツを作りあげました。
そして、そのまま一気にWebの情報を書き換えて、セミナーの申し込みができる体制を整えました。
勢いにまかせ、その時点で、もう夜遅くになっていましたが、メルマガを使ってセミナーを告知しました。

翌朝に、すぐさま申し込みがありました。
そして、一週間コンテンツを仕上げながら、合間にセミナー情報を発信しました。
すると、これまで最高の20人の人が、セミナーに参加してくれたのです。
それは、コーチングを受けた時点では、全く想像もしていないことでした。

コーチングを受けることで、自分の心のもやもやが晴れて、くっきりと自分の心が見えてきます。

それは、コーチングを受けているその時に見えるとは限りません。
コーチングはあくまできっかけで、私のように、その後もずっと自分で考え続けます。

コーチングって、そんな力があるのだと痛切に思いました。

学校にも、やらなくちゃと思っていても、なかなかできていなくて、困っている子がきっといます。
そんな子の話を聞いてあげると、私のようにふてくされた感じで話すと思います。

でも、その子は、先生との話が終わっても、ずっと自分と話しているです。