「四の五の言わずに」「一も二もなく」「一か八か」

昨日、あるメルマガで、「四の五の言わずに」という慣用句を目にしました。
「四の五の言わずに」とっととやりなよというようなニュアンスです。

そういえば、この「四の五の言わずに」って、どういう意味なんだろうと、いつもの癖で調べてみました。
すると、これは「賭博」・ギャンブルの言葉だったのでした。

昔、日本ではサイコロ賭博をやっていて、奇数(半)か偶数(丁)のどちらが出るか、賭けたわけです。
そこでは、「丁」 か 「半」 かなかなか決められずにいる参加者がいたら、「四の五の」 (「 四」 が 「丁」 、 「五」 が 「半」 のこと)悩んでいないで、すぐに決めて賭けてくれ、と促しました。 これが、「四の五の言わずに」です。

ついでに言うなら、「丁」か「半」か悩むことなくすぐに決めることも、賭博の言葉にあります。
それが、「一も二もなく」です。
これは、「四の五の言わずに」の真逆の意味になります。

さらに付け加えるなら、「一か八か」という言い方も賭博に関する言葉です。
「一(半)か八(丁)かわからないが、運を天にまかせてやってみること」を指します。
サイコロの目がどうなるか、どんな数字が出るかわからないので、これは運を天にまかせるしかないですね。

でも、この慣用句、子供に説明するとしたら、実際にサイコロを転がして、賭けさせてみせるしかないですね。
さて、何を賭けましょうか。
給食というわけにもいかないし、「変顔」をすることでも賭けましょうかね。