昨年、一昨年と大変なクラスを担任してきた佐藤良平氏が、NPO 法人が主催する「秋の教え方セミナー」において、クラスの「防火活動」について述べていました。
クラスの防火活動とは、「トラブルを未然に防ぐためにできることを行う・トラブルの起きにくい環境をづくり」です。
トラブルが起きにくい環境づくりとは、例えば、通路側の机のフックに物をかけさせないルールです。
行動が荒っぽい子達がたくさんいるクラスでは、動き回ることによって机のフックにかかっている物が落ち、それが元でトラブルになりになることが、けっこうあります。 そんなトラブルを防止するために、通路側のフックにはものをかけないというルールを作った先生もいのです。
では、佐藤良平氏が強調していたクラスの防火活動とはどんなことだったでしょうか。
それは、
「休み時間を絶対に奪わない」
ということです。
この「休み時間を絶対に奪わない」とは、具体的に言うと、授業を延ばして休み時間に食い込まないということがあります。
子供達は、休み時間を楽しみにしています。それは、やんちゃな子達もおとなしい子もみんな一緒です。
ですから、授業を延ばしたら、子供に不平不満が溜まります。ストレスが増します。
積もり積もって、トラブルが起こるのです。
子供にとって休み時間の価値は、授業よりも重要かもしれない。そんなことをちらっと考えてください。