体育のハードルという教材は、練習して記録を縮めていくことや、友達と競争して相手により速くゴールすることが楽しい教材です。
そして、このハードルの技術の中核は、複数のハードルをリズミカルに走り抜けることです。
子供達はとかく、ハードルを跳ぶときに、スーパーマリオのように、ピョンとジャンプしますが、それでは速く走ることはできません。 ジャンプするのではなくて、ハードルをまたぎ越して、走り抜けるのです。
さて、このリズミカルに走り抜けるためには、どのハードルにも同じようなタイミングで入っていくことが重要となります。
そのために、複数置いたハードルの間隔がとても大切になってくるのです。
それは、それぞれの子によって、背の高さや走力が違うからです。
ハードルとハードルのインターバルが短い方がリズミカルに走れる子もいますし、長い方がリズミカルに走れる子もいるのです。
とすると、異なったインターバルのコースを複数作る必要があります。
これが、結構手間で、ハードルの学習の際には、ポイントを打ってわかるようにしておいたものです。
それを、教育トークライン12月号で、千葉雄二氏は、ハードルをメジャー代わりに使って、インターバルのコースを作ったと言っています。
ハードルの横の長さは1m、 足の長さは50cmだというのです。
えっ、そうだったのですか。知りませんでした。
これなら、5m.5.5m.6m.6.5m.7mといったインターバルのコースを、子供自身が測って作ることも可能です。
いやいや、すごい着眼点だと思いました。
教育トークライン2020年12月号
https://www.tiotoss.jp/products/list.php?category_id=29