学級目標は、もう作って掲示してあると思います。
しかし、この頃、その学級目標を話題にした事ってありますか。
学級目標って、意識していないと、ただのお題目になりがちです。
ただ飾ってあるだけの言葉になってしまいがちなのです。
そうならないために、以前、クラスにトラブルが起こった時、学級目標に立ち返って考えるよう、子供達に促すことを紹介しました。
それと同じことを、教育トークライン2020年12月号のデジタルコンテンツで、平山靖氏が提唱していました。
「学級目標の言葉が、そのまま児童指導の趣意説明になる」
と平山氏は言います。
実際は、こんなふうに使うのです。
「今の君たちの行動は、学級目標の仲良くなることにつながるのかな?」
と、学級目標の「仲良く」という言葉を使って、指導していくのです。
これは、クラスのトラブルが起こった時の事です。
ですが、トラブルではなくて、クラスが力を合わせて何事かを成し遂げた時も、この学級目標を使うのです。
「みんなが声を合わせて練習をやってきたから、音楽会が大成功しました。学級目標の「仲良く・協力」が達成されましたね。」
と、こんなふうに、学級目標の言葉を使って、子供達の行動を評価してあげるのです。
学級目標を飾りとしないで、有効に活用してほしいです。