一筆箋は「冷蔵庫に貼っておいて」

先日、コーチングのセッションをやった先生から一筆箋について、「なるほど!」と思った手だてを教えてもらいました。
広めてよいと、その先生に了承を得ていますので、メルマガに書いていきます。

一筆箋とは、小さな便箋ですね。
大きさはちょうどスマホぐらいで、一言ちょっとしたメッセージを書いて知り合いに渡したり、プレゼントの品物に一言添えたりする、そんな使い方をします。 一筆で、ちょっとの手間で書ける手紙(便箋)です。

その一筆箋を使って、クラスの中でその子のやった、良かったこと・がんばったことを保護者に伝えるのです。
それはちょっとしたことで構いません。
「隣の子が困って泣いていたのを、やさしく慰めていました。」
「今日の掃除の雑巾がけで、汗をかいて一生懸命拭いていました。」
といった日常のことでよいのです。

その子供は、一筆箋をもらう時に褒められます。そして、その一筆箋をお家の人に渡すことで、もう一度、お家の人から褒められるわけです。 そんな二度おいしい仕組みが、一筆箋にあります。

私も一筆箋やミニ賞状を、子供たちのに渡す取り込みをやっていました。
でも、私は「お家の人に渡して」としか言っていませんでした。

ところが、その先生は、その一筆箋をお家の人に渡すのではなくて、家の「冷蔵庫に貼っておいて」って言ってるのです。

なるほどと思いました。
冷蔵庫だったら、お家の人は必ず見ます。
そこから、お家の人と褒められたことに話がはずみ、学校のこともたくさん話すと思います。

ぜひ、一筆箋を渡すなら「冷蔵庫に貼っておいて」と言ってみてください。