「海抜0m」から見る

「当たり前の罠にはまらない」と大須賀優子氏が言っていた言葉を、繰り返しこのメルマガにおいて紹介してきました。

「当たり前の罠」とは、

「当たり前は当たり前だから、できないと叱られる。」
「当たり前は当たり前だから、誰も教えてくれない。」
「当たり前は当たり前だから、できてもほめてくれない。」

です。

ところが、この「当たり前の罠」に、先生達ははまってしまいがちなのです。私もはまっていました。

「3年生にもなって」
「このくらいできなくちゃ」
「やって当たり前」
という前提で、発達障害の子も含めた子供たちを見てしまうと、どこも褒めることがありません。
その子を、認めることができなくなってしまいます。

ところが、先日、「ストレングス・ファインダー」という自分の強みの資質に関するセミナーがあり、そこで、出会った人をすぐに認めて、ついつい褒めてしまう人達の自己分析を聞く機会がありました。

その「人のよいところに目が行く」「ついつい褒めてしまう」「褒めたくて仕方がない」人たちは、「海抜0m」から出会う人を見ていると言っていたのです。

なるほど。
私は、「海抜0m」ではなく、「3年生」「このぐらい」「やる」レベルから子供を見ていたのです。
上から目線ですね。

子供たちと接する際、自分はどのレベルから見ているか、ちらっと考えてみてください。
「海抜0m」だったら、褒められます。