ロボットに褒められても伸びる

ロボットに褒められても、技能成績が上がるという記事がありました。
えっ、どんなことと思われるかもしれません。
概要は次のようなものなのです。

筑波大学の研究グループが、学生96人を対象に実験を行いました。
その実験は、パソコンのキーボードを30秒間に所定の順序でできるだけ速く打つ作業をしてもらうものです。
もちろん、この作業の目的は伏せられています。

学生の相手役をロボット、もしくは、画面のCGキャラクターに分けます。
加えて、
・「6回目の練習は終了です」などと作業の進捗のみを伝えて、褒めない
・「1回目よりタイピングが速くなっています。素晴らしいですね」などと1体で褒める
・褒めるロボットまたはCGキャラクター2体で褒める
の3パターンを実施して、その作業効率を測定してみました。

すると、以下の結果が出たのです。

・ロボットでもCGでも褒められると作業効率は向上する
・2体で褒めた方が作業効率は向上する
・ロボットと CG では差はない

この研究は、学習やリハビリテーション、介護に役立てようとするものです。

でも、
私は、ロボット・CGという伝達手法よりも、「プラスのフィードバック」を「多く」することが有効なのだと考えます。

とにかく、褒めることの大切さを、この記事から改めて思いました。

「指示したら褒める」
「教えて褒める」

そのことを忘れないでください。

マイナビニュース「人はロボットに褒められても伸びる 運動技能習得で効果」
https://news.mynavi.jp/article/20201113-1492715/