喉が枯れるほどコーチに話すと、わかることがある

先日、1時間のコーチングを受けたのですが、その1時間、私は、一生懸命しゃべっていて、気が付いたら、のどがかれていました。 このコロナ禍の中、長い時間しゃべることがしばらくなかったので、きっと喉がびっくりしたんだと思います。
それほど、熱心にしゃべっていたのだとわかり、よほど話したかったのだと思いました。
とともに、「傾聴」=私の話に耳を傾けてくれたコーチに感謝です。

思い返してみると、コーチは、私の話に頷いてくたり、言葉を繰り返したり、気がついたことを確認したりしてくれていました。
その結果、0.5:9.5の割合で、圧倒的に私が話していました。

コーチングのテーマは2つ。
どちらも、自分がこうだと決めて、実行に移そうとしていることについて、その判断の根拠などを確認するというものでした。

自分の判断は妥当なものなのか?
自分の判断の根拠となるものは何か?
自分にも相手にも利益になることなのか?

それらは、これまでも考えてきたことなので、ある程度考えが固まってきているのですが、それでもまだモヤっとしたものがあって、ガチッとしてゆるぎないとは言えませんでした。

それを、コーチに話すことによって再確認し、「それでよい!」と大いに納得したのです。
そのためには、ずっと話す必要がありました。

コーチに話していることは、自分に話していることです。
話すことで、自分の考えを再確認し、確信をもって実行に移せるようになるのです。

こんな「これでよいのか」という迷いは、いつの時点でも起こります。

思い返せば、あの時、コーチに話を聞いてもらっていたら、もっと自信をもって行動できたのに、と思うことが、たくさん思い出されます。

自分がやろうとしている大切な判断について、1時間ずっと話を聞いてもらうだけでよい。
コーチングの基本である「傾聴」を、喉が枯れる体験を通して、しっかりと受け止めることができました。