誰かに話を聞いてもらうことで、セルフコーチングを引き起こす

先日、ある企画を思いついて、急に知り合いの教育サークルのメンバーに相談を持ちかけました。

私は、教師の仲間と一緒にNPOをやっていて、共に学び、また、その学びをセミナーとしてシェアしています。
ですが、さすがにこのコロナウイルスの流行で、リアルにサークル・勉強会が開催できません。

そこで、 Zoom アプリを使ったオンラインのサークル・勉強会を始めました。
おかげさまで、慣れてくると、そのオンラインのサークル・勉強会が軌道に乗ってきて、それでは NPOの仲間だけでなくて、もっと広く全国の多くの教師仲間に呼びかけたらどうだろうとなりました。 そして、それまで私たちの NPO のセミナーに参加してくれた皆さんに声をかけて、毎月1回拡大サークルをするようになったのです。

その拡大サークルは、昨年の12月にもあったのですが、それがホントに多くの人に集まってもらい、そして、私たちのNPOメンバー以外の先生で、模擬授業やレポートを発表する先生が出てきたのです。

ここで、私はもっと前に進めたいと思いました。
ある企画を思いついたのです。

そこで、冒頭のように、相談を持ちかけたというわけです。
ZOOM 画面には、5人の知り合いの先生達が集まってくれました。

そこで、私は、12月の拡大サークルで感じたこと、そして自分のやろうとしている企画を話し始めました。
それに対して、集まったメンバーは、時折「うんうん」と頷いてくれたり、「それで」という声を返してくれながら、じっくりと聞いてくれたのです。

それは、まるでコーチングでした。
集団のコーチングがあるなら、静かな集団のコーチングを受けているような感じがしました。

話しているうちに、その企画のイメージをより具体的に思い浮かべ、どんな告知をするのかも、考えだしていました。

そして、集まったメンバーに話し終わったときには、私はもうやることを決めていました。
よく聞いてもらったスッキリ感が、私の心に残ったのでした。

思い返すと、私は「セルフコーチング」を意図したわけではないですが、集まったメンバーに聞いてもらうことで、自分に問いを発し、自分で答える「セルフコーチング」をしていたのだと思います。

誰かに聞いてもらう、傾聴してもらうことが重要で、それは、セルフコーチングを引き起こします。