トラブルが起こって、当事者の二人に聞き取り調査をします。その場は収まり、お互いに謝ったので、終わりにしました。
ところが、家に帰ってから、その聞き取りとは違ったことを保護者に話して、保護者から猛然とクレームをしてきたというサークルメンバーがいます。
また、トラブルが起こって若い先生が聞き取り調査をするのですが、何をされたのか何をしたのかが曖昧な聞き取りで、それが後になってもめる元になったということも聞いたことがあります。
そんな聞き取りに関するクレームやもめ事を防ぐため、教育トークライン2021年1月号に、久野歩氏が、聞き取りのテンプレートを紹介してくれています。
・対象者名
・聞き取り日時
・聞き取り者名
・記録者名
・いつ
・どこで
・誰が、誰から
・何をされたか、何をしたか
・その時の気持ち
・説明図
このようなことが、テンプレートとして、一枚にまとまっているのです。
これを使って聞き取り調査をすれば、状況の把握をもれなくすることができます。
また、聞き取りやトラブル対応があまり上手でない先生や、若手で不慣れな先生も学校にはいます。
そんな先生でも、このテンプレートを使えば、きちんと記録でき、また、保管することができるのです。
ぜひ、まだまだ聞き取りに慣れていない、若い先生は使ってほしいです。
教育トークライン2021年1月号
https://www.tiotoss.jp/products/list.php?category_id=29