ブックレポートを活用しよう

子供は本が大好きです。
ですが、ゴテゴテと読書感想文を書かせたり、しつこく読解の指導をしたりすると、本を読むことが嫌いになります。

国語の単元で、読書指導の単元があります。
私は、高学年で、好きな本に出てくる

「お気に入りの言葉・せりふ」

を選ばせ、それをまとめるという作業させたことがあります。
子供達は、1時間、2時間と熱中して取り組みました。

教育トークライン2021年1月号に、谷和樹氏が「多彩なブックレポートのすすめ」を書いています。

ブックレポートは、授業で行う内容・作業のテンプレートです。
谷氏が紹介している低学年用のブックレポートは、次のようなものでした。

・一番面白かったところ
・絵に描いてみよう
・主人公は誰
・主人公を説明する形容詞を6つ書こう
・始め、中、終わりで要約しよう
・問題をどうやって解決したかを書こう
・この話から学んだ3つのことを書こう

ブックレポートには、簡単なものから、ちょっと難しいと思われるものまで様々なバリエーションがあるのですね。

このブックレポートの使い方は、本を読み終わった子が先生の所にやってきたら、これらのブックレポートのカードを提示し、「どれでも選んで書いてごらん」と言えばよいのです。

みんなが同じテンプレートを書くことはありません。

読書で楽しんだり学んだものを壊さないように、読書指導をしたいものです。

教育トークライン2021年1月号
https://www.tiotoss.jp/products/list.php?category_id=29