子供に任せるプログラムも逆行チェイニングで

私の首謀する教育サークルの冊子「いぶき」に、祖父江開氏が逆行チェイニングについて書いていて、びっくりしました。

逆行チェイニング(=バックワード・チェイニング)については、先日、このメルマガに書きました。
それは、身に着けさせることを細分化して、それを順番に取り組ませるのではなくて、最後のところから取り組ませるのでした。

最後から取り組ませるから、いつも「成功」する。成功するから、続けられる、というものなのです。

祖父江氏の言及は、次のような、「朝の会」を例にしたものでした。
朝の会は、
1朝の歌
2健康観察
3時間割
4先生の話
5百人一首
となっています。

百人一首は子供が大好きなのでこれは、ご褒美となります。報酬です。
自分たちでも、進んで準備し、進めることができます。
子供達にやらせたいプログラムの一番最後に、このようなご褒美を持ってくるのだと言うのです。

1〜4までは、先生が手伝いながら進めます。
そして、最後の5百人一首は自分たちで進めさせます。

それができるようになったら、その一つ前の4も子供達に任せて褒めるのです。

こうして、その一つ前、その一つ前と子供に任せることを増やしていきます。
こうして、最後から最初まで自分たちでできるようになるのです。

何かを子供達に任せていくときは、この逆行チェイニングを試してみてください。
ただし、報酬となる活動と褒めることをお忘れなく。