このメルマガの読者の中には、不登校の子、もしくは不登校気味の子を担任したことがある人がいると思います。
私も、もちろん担任したことがあります。
私の場合、不登校だった子は途中から登校するようになりました。
また、私はたくさんの不登校気味の子も担任しましたが、その子たちも含めて、一度も不登校の子を出したことはありません。みんな、修了式まで登校したのです。
なぜか?
それは、たまたまのめぐり合わせだったのだと思いますが、私の場合、不登校の子に対して、シンプルに登校刺激を繰り返していただけなのです。
教育トークライン2021年2月号で、小野隆行氏は、「不登校・不安傾向のある子どもへの支援スキル」というタイトルで書いています。
そこで、小野氏は、不登校になった要因を、非常に細かく分析しているのです。
1 集団に馴染めない。怖い。
2 担任の先生が怖い。
3 宿題や忘れ物したらどうしようかと不安になる。
4 朝起きられない。
5 母と離れられない。
6 登校班が嫌だ。
7 登下校が心配。
8 勉強がわからない。
9 行事が心配。怖い。
10 疲れる。体がだるい。
11 ゲームがやめられない。
12 理由は分からないが、なんとなく行きたくない。
13 兄弟も行っていないから、自分も行きたくない。
14 学校に行く意味がない。
いかがですか。
それぞれの要因によって、対策がもちろん違いますよね。
ですから、不登校と十把一絡げにしないで、不登校になった要因を、小野氏のあげた要因等を参考にしながら見つけることが、対策のスタートとなります。
ぜひ、参考にしていただきたいです。