学校の先生の皆さんは、休み時間は何をしているのでしょうか。
もしかして、慌ただしすぎて、休み時間は子供達と接していないで、事務作業ばかりやっていませんか。
しかし、そんな休み時間の使い方は、かなり損なことではないかと気づかせてくれる記事を読みました。
それは、伴一孝氏の休み時間が授業だとしたら、どのくらい教えているのかという記事です。
教育トークライン2021年2月号に掲載されています。
「私の学級が45分間、例えばドッジボールで遊んだとする。(中略)弱い子や苦手な子に有利なルールを工夫する。触球数が偏らないようにだ。しばらくすると、どの子も投球・捕球ができるようになる。これは1時間の授業をやっているのと同じなのだ。」
この45分間は1時間です。だから、 伴一孝氏の言うように、休み時間は1時間の授業に匹敵するのです。
ここでの記述は、「体育」の授業ですが、もし、ルールを守ることを教えたり、仲間を応援することを教えたりしたら、休み時間は「道徳」の授業にもなります。
「このように考えるならば、休み時間に下手な仕事をしているよりは、遊んであげたほうがはるかに教育効果が高い。」
このように伴一孝氏は言っているのです。
休み時間すべてとは言いません。それも、外で遊ぶということでなくてもかまいません。
休み時間5分でいいですから、子供達と一緒に過ごす時間を作りましょう。
それは、だんだん蓄積されて、そのうち授業と同等の価値をもっていきます。