「子供を叱るよりも、まず褒めよう」ということがよくわかるエピソードを、教育トークライン2021年2月号に、手塚美和氏が記事にしています。
そのタイトルは、「「あること」をやめたら、子供も教師も元気になった」というものです。
「あること」ってなんでしょうか。
「あること」とは、
「取り締まり」
なのです。
手塚氏はこのように書いています。
「私は、集団をまとめる力を身につけないまま教師になった。
統率力がない。でも、活動をサボる子や、続けない子が気になる。
そんな私が使っていた「最悪の技術」が取り締まりだ。」
誰しも、集団をまとめる力を元々持っていて教師になるわけではありません。私もそうでした。
ですから、統率力のなさを「取り締まり」でカバーしていたことを、今更ながら思い出します。
ですが、この「取り締まり」をやめて、こんなことをすると子供達は活発に活動しだすのです。
・ 係活動の活動の状況を短く報告させる
・後でどんなことに困っているのかこれから持っていることをさりげなく聞く
・誰よりも楽しそうに子供の活動を見学する
取り締まりをやめると、多くの係活動は活気を取り戻したと言います。
やっていないことを責めるのではなく、やっていることをも素晴らしいことを取り出して褒めてあげるのです。
これが、逆の順番になってはいけません。
トークライン2021年2月号
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