先日、冬の教え方セミナーというセミナーをNPOの仲間と開催しました
そこでのテーマは、学年末という別れ・区切りをどう過ごすかです。
学年末は、これまで一緒に過ごしてきたクラスの子どもたちが別れる季節です。
別れるというと大げさですが、1年間一緒に過ごした友だちと、クラス替えで違うクラスになるのです。
また、担任の先生とも離れるわけです。
その1年間、一緒に過ごした日々を懐かしみ、そして新たなクラスでのさらなる成長を願って別れを意識させたいと考えました。
ここで、気をつけておきたいことが一つあります。
それは、涙のハードルを下げるということです。
もっと言うと、「涙を流すのを我慢するのではなくて、涙を自然に流してもいいよ」と伝えるのです。
子供の中には、誰かが泣き出すと、「あっ、こいつ泣いてる!」みたいに、囃し立てる物言いをする子がいるものです。
ですが、「涙を流す悲しい感情というのは自然なもので、それを囃したり、笑ったりするものではない」と、事前に言って、涙のハードルを下げるわけです。
そうすると、涙もろい子が誰か泣くと、涙が自然に伝染していきます。
ぜひ、事前に、涙を流すのを我慢するのではなくて、涙を自然に流してもいいよと伝えてください。