今日もまた、クラスじまいの話題です。
よく、修了式が終わってから、春休みに教室にこもって、ひたすら掲示物を剥がしている先生がいます。
そして、教室に配当された物品を、エッチラオッチラ指定された場所に運んでいる先生がいます。
一方、修了式には、教室は空っぽになっている先生がいます。
掲示物は、何もなし。
教室に配当された物品もなし。
教室移動のための段ボールが後ろのロッカーに置かれています。
この2つのタイプの先生の違いは、段取りの違い、計画性の違いと言ってもよいと思います。
ですが、加えて「一人でやる」か「子供と一緒にやる」かの違いでもあるのです。
掃除の際、掲示物を子供と一緒にはがすことで、始業式のときにそうであったように何もないクラスになっていきます。
教室に配当された視聴覚機器や、 給食の用具、クラスボールや長縄なども、一緒に返すことで、これまた、始業式のときにそうであったように何もないクラスになっていきます。
この「子供と一緒」というのが、私は大切だと考えています。
一緒に片づけていくことで「クラスとの別れ」を意識させることができるのです。
「ああ、クラスはリセットされるのだ」
「もうすぐこれまでのクラス・友達・先生との学校生活が終わって、また新しく始まるのだ」
そんなことを、一緒に片付けることで、子供たちに自然に伝えることができるのです。
ぜひ、クラスの子と一緒にクラスじまいをしていきましょう。