「クラスじまい」の入れ物

修了式まで、あと一か月となりました。
「クラスじまい」も、そろそろ視野に入れたほうが良いと思います。

私が担任をしていた時、クラスじまいの理想型は修了式の日、教室が空っぽになっていることでした。
廊下にカウントダウンカレンダーだけが貼ってあって、他の掲示物はなく、教室のロッカー・机の中にも何もありませんでした。
私は、子供達が帰った後、カウントダウンカレンダーを剥がして春休みを迎えるというのがお決まりのルーティンでした。

そうは言っても、いきなり教室が空っぽになるわけではありません。
それなりの手順を踏んで、だんだん空っぽになっていくわけです。

そのクラスじまいの時に役立っていたのは、体育の時に使っていたスーパーの買い物かごでした。
普段は、このスーパーの買い物かごに、チームごとに体育のファイルを入れたり縄跳びを入れたりしていました。

このかごは、8個ありましたので、クラスじまいの際には、その中に教室で使っている細々とした物を入れました。… 続きを読む

「サイレントゲーム」=「ジェスチャーゲーム」

昨日紹介した「震源地ゲーム」を、冬の教え方セミナーで野村尚也氏が、コロナ禍でもできるゲームとして紹介していました。
野村氏は、この他にも、現在のコロナウイルス対応の状況下にふさわしいゲームを紹介しています。

その一つが「サイレントゲーム」です。
あまりにも「そのまんま」なネーミングですが、実質は「ジェスチャーゲーム」です。

普通のジャスチャーゲームは、
・お題を出す人
・演じる人
・当てる人
の3つの役割があるのですが、野村氏が実際に1年生のクラスで行ったのは「お題を出す人」と「演じる人」が同一のものでした。

また、一般にお題は、子供向けだったら、… 続きを読む

コロナ禍でも「震源地ゲーム」

私が教師になりたての頃、書店に行っては、あれこれゲームやレクリエーションの本を買っては、面白そうなネタをさがし、折を見て子供達に試していました。

学校で行うゲームやレクレーションは、当たり前ですが一般的な教養ではなくて、自ら手に入らなけてはならない特殊な情報だったのです。

こうして、お楽しみ会やキャンプファイヤーなどでやるゲームネタを、ずいぶんと仕入れました。

その教師になりたての頃、たびたびやっていたのが、「ステレオゲーム」と「震源地ゲーム」です。

「ステレオゲーム」というのは、次のようなゲームです。

・出題する子どもが前に出ます
・答えとなる言葉を決めます(みかん、など)
・出題者に一文字ずつ割り当てます
・出題者が自分に割り当てられた文字を一斉に発声します
・他の子どもたちは聞き分けて答えます… 続きを読む