1年間とりためたものを放出する「思い出フォト(ビデオ)」

修了式・卒業式が近づき、子供達と別れる日が近づくに際して、少し手間をかけてやってみて損はないのが「思い出フォト(ビデオ)」です。

出会いの日にとった集合写真から、がんばったイベント・運動会・音楽会・体験学習、そして発表会。
普段撮っておいた休み時間・給食の光景、様々な学習の場面。

様々なクラスの子の写真を、きっと先生たちは撮っていると思うのです。

そんな、意識しないうちに撮りためてしまった写真を、選別などあまりせず、場面ごとにざっくりまとめて見せていくのが「思いでフォト(ビデオ)」です。

20年も前は、一枚一枚の写真をパワーポイントに貼り付けて、子供たちに次々とスライドショーで見せたものでしたが、現在はもっと簡単なソフトがあって、手間をかけずに作れます。

私が使っていたソフトのVideoStudioでは、画像をまとめて投入すると、スライドショーに加工してくれるモードがあって、自動的に写真を拡大したり、縮小したりして、次々と映してくれました。

このスライドショーに、音楽をミックスさせるわけです。
音楽と言っても、そんな難しくなくて、画像とは別のトラックに音源を流し込めばよいだけです。

私は、運動会・音楽会・体験学習などで踊ったり、歌った曲や、その年、子供達の中で流行っていた曲を入れることにしていました。… 続きを読む

「カウントダウンカレンダー」で別れの意識をもたせる

冬の教え方セミナーでの講座に、カウントダウンカレンダーについてふれたものがありました。

このカウントダウンカレンダーを使うと、「別れの意識」をじわじわと子供達にもってもらうことができます。

作り方はこんな感じ。

1 カウントダウンカレンダーに載せること
・日付
・卒業・修了式まであと何日
・名前
・メッセージ(友だちやクラスに感謝する「ありがとう」という言葉を入れることを伝えます)
・(それらしい)イラスト… 続きを読む

涙のハードルを下げる

先日、冬の教え方セミナーというセミナーをNPOの仲間と開催しました
そこでのテーマは、学年末という別れ・区切りをどう過ごすかです。

学年末は、これまで一緒に過ごしてきたクラスの子どもたちが別れる季節です。
別れるというと大げさですが、1年間一緒に過ごした友だちと、クラス替えで違うクラスになるのです。
また、担任の先生とも離れるわけです。

その1年間、一緒に過ごした日々を懐かしみ、そして新たなクラスでのさらなる成長を願って別れを意識させたいと考えました。

ここで、気をつけておきたいことが一つあります。
それは、涙のハードルを下げるということです。
もっと言うと、「涙を流すのを我慢するのではなくて、涙を自然に流してもいいよ」と伝えるのです。

子供の中には、誰かが泣き出すと、「あっ、こいつ泣いてる!」みたいに、囃し立てる物言いをする子がいるものです。… 続きを読む