オンラインでの「視線」の違和感

オンラインでミーティングやセミナーをやっていて、一番違和感があるのが「視線」です。
オンラインの視線の使い方は、教室の視線の使い方とは、全く違ったものです。

コーチングの時のように、マンツーマン一対一でのオンラインの時には、相手を大写しして(PINする・スポットライトにする)おいて、そこに映る相手の目を見て話せば、相手は自分が見られていることが分かります。 いわゆる「視線が合う」ことが実感できるのです。

しかし、これが3人以上になると、 私がその方にカメラを通して視線を合わせても、相手が自分が見られていると思うとは限りません。 これは、誰に対しても同じカメラからの映像が(視線が)届けられているからです。

教室だったら、この子を見て、あの子を見て、そして次の子を見てというように、次々と一人一人に視線を送ることができます。
しかし、オンラインだと、ギャラリービューにおいて一人一人に視線を送っていっても、カメラが一つなので、全く同じ映像なのです。

おまけに、私のように、ZOOMのギャラリービューを別のディスプレイに映している場合は、視線がまっすぐになりません。

私はギャラリービューを斜めからのぞくことになって、それがカメラを通して、相手からは斜めの方を見ているようになるのです。

この見る方向も、上手にコントロールする必要があります。

まだまだ、オンラインによる授業は試行錯誤の段階にあります。
ですが、一つ一つの行為を意識して、少しずつ修正していくことが大切になっていきます。