「95%の有効性」とは

今日から65歳以上の高齢者向けに、新型コロナウイルスのワクチン接種が始まります。
87歳の私の母にも接種券が送られてきていて、そのうち母にもワクチン接種が行われるのだと思っています。

さて、
このワクチンにはどのような予防効果があるのでしょうか。
よく「95%の有効性」があると言われていますが、その95%とはどのような意味なのでしょうか。

調べてみました。

まず、ワクチンの効果というのは、3つの種類があります。
それは、

・感染予防
・発症予防
・重症化予防

です。

そして、日本で接種されているワクチンの製造元であるファイザー製薬による「95%の有効性」は、「発症予防」の効果です。
ワクチンを接種した人は、受けていない人と比べて発症した人が95%少なかったのです。

もう少し詳しく述べると、次の通り。

ファイザーが、海外で実施した臨床試験データでは、

・ワクチンを接種した約1万8000人のうち発症者は8人だけ
・ワクチンではない「偽薬」を接種した約1万8000人の場合162人が発症

だったのです。
すると、ワクチン接種は「偽薬」接種に比べ154人分発症が少なくて、割合にすると95%の発症リスクが軽減されました。

このように、ワクチンには発症を防ぐ効果があります。
もっと早くワクチンが行き渡るようになってほしいですね。