「見たこと褒め」をやろう

「当たり前の罠(わな)」という罠があります。
それは、

「当たり前は当たり前だから、できないと叱られる。」
「当たり前は当たり前だから、誰も教えてくれない。」
「当たり前は当たり前だから、できてもほめてくれない。」

というものです。
ぜひ、心に留めておいてほしいです。

さて、
このうち、「当たり前は当たり前だから、できてもほめてくれない。」という罠にはまらないためには、「当たり前」だと思われることを褒めていく必要があります。

その褒め方のうち一番簡単?だと思われることが「見たこと褒め」です。
それは、こんな「当たり前」のことを褒めるのです。

・教科書、ノートが机の上にある
・ノートをとった
・視線が担任に向いている
・姿勢がよい
・挙手している
・声を出している
などなど

このような姿を見たら、すかさず褒めていきます。

「・・さんは、教科書とノートを机の上に出してある。すごい」
「・・さんは、すかさずノートを取り出した!」
「・・さんは、ずっと先生の方を見ている。 」
「・・さんは、口が動いています。」

こんなことを、子供がやっているの見たら、すかさず見たままを褒めていきます。
見たままだから、特別な準備もいりません。

ぜひ、遠慮なく、ケチケチしないで褒めていきましょう。