高学年の国語の教科書には、1年間に数回、前学年の漢字の復習のページがあります。
前学年で学習した漢字を、そこで扱うことによって、思い出したり、さらなる定着をはかったりするねらいがあります。
作業としては、その漢字を使った短文を作ることがメインとなります。
教育トークライン5月号に、三浦宏和氏がこの単元を扱う際に「点数を使った意欲付け」の方法を紹介しています。
シンプルな方法ですが、子供はきっとのると思います。
https://em-tr270.com/L90494/b300/112971
三浦氏は、こんな説明をします。
「これらの漢字を使って文を作ります。教科書にある漢字の言葉一つにつき10点です。例えば・・十点、・・で十点、合計二十点というようにします。何点取れるかな。」
これなら勉強が苦手な子でも、単純な文なら作れると思います。
ただ、これだけだと面白くないので、ユニークな文をどんどん認めるようにしたいです。
私だったら、机間巡視をしながら、「これ、めちゃくちゃ面白いね」と読み上げて、みんなに紹介すると思います。
ただし、三浦氏が言うように、以下のような留意点も示して、釘を刺しておく必要があります。
それは、「ただし、汚い、怖いなど、人が聞いて嫌な思いをする内容はダメです。」ということです。
この「漢字の言葉を一つ使えたら10点」というやり方、シンプルながら効果があると思います。
ぜひ、やってみてください。