「動詞」の授業

昨日、向山洋一氏の「子どもが燃える授業には法則がある」の中から、「形容詞の授業」=「〜しい」の授業を紹介しました。

実は、同書で形容詞だけでなく、動詞も扱っていると述べています。
この部分については、私は、レベルアップマガジンを書くにあたって、改めて読み直して気付いたのです。

このように書かれています。

「続いて、動詞を2つ書かせる。発表させ、全員起立で動詞10個をノートに書かせる。これで、形容詞、動詞は終わりである。」

これでは、ただ動詞をたくさんあげさせただけです。
しかし、時間があれば、形容詞と同様な扱いをやろうと思えばやれる展開だと思いました。

もし、形容詞と同じようにやるとしたら、こんな感じだと思います

走る
話す

と板書。

「走る、話すなどの動きを表す言葉を、2つノートに書きなさい。」

3分後、2つ書けた子たちに、どんどん発表させます。

「このような動きの言葉を、動詞と言います。」
「全員起立。動詞を10個書いたら座りなさい。」

私だったら、さりげなく、ヒントを与えます。

体育でやること
家庭科であること
クラブでやること
レストランでやること
運動会でやること
喧嘩してやること
・・・

このように例をあげれば、思い浮かびます。

そして、時間がたったら、形容詞と同じで、黒板に一つずつ書かせるのです。

すると、黒板にずらっと、教室にいる子と同じ数だけ、動詞が言葉が並びます。

教師は、教師が座っている順に子供の名前を呼び、その後に、黒板に書かれた言葉を、端から一つずつ、みんなで読ませます。

「山本さんが」「歌う。」
「山田さんが」「さけぶ」
・・・

どんどん言っていきます。
きっと、なんだかぴったりする子がいて、笑いが起こると思います。